サイエンス誌の毎年恒例、今年科学にもっとも重要な発展、業績を与えたものに贈られる「2019年 ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー」は“「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」による超大質量ブラックホールの撮影”が選ばれた。

Scienceのニュース編集者Tim Appenzellerは、

今年は科学にとってよい1年でした。しかし、一番すばらしかったのはブラックホールを実際に見られたことではないでしょうか?魔法のように聞こえますが、チームワークと技術によって実際に成し遂げられた驚くべき快挙なのです

と語った。COLABORY / Beats! でも人類初のこの偉業を記事としたので、是非ご覧いただきたい(史上初、ブラックホールの撮影に成功―地球サイズの電波望遠鏡で、楕円銀河M87に潜む巨大ブラックホールに迫る-EHT国際共同プロジェクト)。個人的にも生きている間にこの瞬間に立ち会えた事は非常にエキサイティングな体験だった。

このプロジェクトについては、まだ完了してはおらず、さらに高い分解能で観測する計画も進行中との事でまだまだ目が離せない。

今年を振り返ると、日本では災害が相次ぎ、世界的にもアマゾンの大規模火災、プラスチックによる海洋汚染の深刻さが示されるなど、生活環境を脅かす事象が相次いだ。現在抱える様々な課題に対し、サイエンスがより良い解決を示し、希望に満ちた未来になる事を祈りつつ、みなさまどうぞよいお年をお迎えください。