研究者の未活用アイデアに新たな光をあてる!  | L-RADについて聞いてみた!

L-RADへの思い

--L-RADは3社の協業ですが、それぞれの思いがあったと思います。山川さんにお伺いします。L-RADに参加する意義をどのようにお考えなのでしょうか。

山川:我々は「いつでもそばに」をキーワードにいつも寄り添ってやっているなかで、大学担当の営業を通じて「科研費に落ちちゃったから今年は実験がスタートできないよ」という話を聞くことがあります。

そこを何とかしてあげられないのか、と前々から思っていたのですが、お金を出してあげるわけにもいかない。まあ寄付講座を出したこともありましたが、大きな発見をした研究室には、製薬会社が後ろにどーんと付いて共同研究が立ち上がる事が多い。それをもうちょっと、いろんなところでできないのかな、と思っていたときにこの話をいただきました。

我々の本流である機器や消耗品を販売する事業も、場が活性化してくれば、結果的にビジネスが発生しますが、最初の思いとしては、予算が外れちゃった人たちに何とかしてあげたい、ということですね。

--L-RADにおける御社の役割を教えてください。

山川:先ほど言いましたように我々200人の営業マンがいますので、日々何千人の研究者と現場で会っているんですね。そのネットワークを活かして申請書を集めたり、閲覧したい企業を集めたりするところが我々のできるところかなと思っています。うまくマッチングできた後は最適な製品をご提案すると。

--では杉山さんにお伺いします。なぜL-RADに参加しようと思ったのでしょうか。

杉山:私が所属する新規事業開発室では研究者向けサービス「コラボリー(COLABORY)」を、研究者をターゲットとした新しい事業として立ち上げています。「研究者と研究者、研究と企業を結びつけることで日本のサイエンスを加速する」ことを目標にしたサービスです。

このコラボリーをスタートさせた当時、リバネスの坂本さんと出会いました。坂本さんからL-RADの構想を伺ったときに、「これは面白い」と思いました。ジー・サーチはデータベースを専門とする会社ですので、いろんなアイデアが思い浮かぶんですね。各種機能のアイデアや、使いやすい画面の設計、もしくはデータベースのシステム構築とか。そういったところで、我々はかなり役割を果たせるのではないかと思ったのが一つです。

また日本では、いわゆるサイエンスを事業とする企業が欧米に比べると小規模というか、小さい企業がサイエンスを支えるために頑張っていますよね。コラボリーは「研究資金」「研究者コミュニケーション」に特化したサービスですが、研究者や研究を支える企業をつなげる研究者ソーシャルプラットフォームに育てていきたいと考えています。このL-RADが初めての事例となりますが、コラボリーをプラットフォームとして活用いただいて、かつ私たちもコミットする形で事業をやっていこうと考えました。

--役割としてはシステムもそうですが、基盤を支える役割でしょうか。

杉山:そうですね、L-RADのサービス基盤を支えることが一つの役割です。もう一つの役割としては、我々はJDreamIIIを販売していますが、お客様の多くは研究開発を行っている企業です。JDreamIIIのお客様に、L-RADという新しいオープンイノベーションの形、アカデミアとの橋渡しができるサービスとしてご提案、販売することも積極的に行っていきます。

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