もっと活用!コラボリー(第2回)助成金申請書は募集前から準備する。次の募集要件を見越す、便利な方法をご紹介!
コラボリー事務局、もっと活用!コラボリー担当のヤナピーです。
今回はコラボリーを活用して、助成金団体からの募集発表時期の見込みを立てる方法 をご紹介します。
募集時期が見込めれば、それに合わせ助成金申請書を事前に準備しておく事も可能です。
準備期間を十分取れればその分、採択率も上がるはず! 是非ご参考ください。
助成金の募集時期を見越して申請書準備期間を十分取ろう!
研究助成金の募集期間は公募発表から申込み締切までの期日が短いケースが多く、また事前に大学で学内申請を取り纏める期間があったりと、募集を知った時には十分な準備時間が残っていない そんな経験をされた方もいるかと思います。募集情報をできるだけ早く事前に知る事が重要となりますが、時期によってはまとまって申請書を準備する時間がとれないこともあります。
科研費や民間助成金団体が募集する研究助成金の多くは、毎年決まった事業テーマに沿った募集を行っています。これらは、年に1~2回、毎年ほとんど同じ時期に募集が発表されます。
どの助成金団体が、どの時期に、どういったテーマで募集をしていたかを知る事ができれば、自分の研究テーマにあった募集が今年はいつ行われるか推測する事ができます。それを見越して応募の準備をすすめれば、申請書の完成度を高めることができます。 一般的に民間の助成金採択率は科研費などに比べて低く、申請書については数を出す姿勢が求められますから、ここにも「計画」が必要ということになります。
とはいえ、各助成金団体のホームページから情報を探し回るのでは手間と時間がかかってします。そこで活用できるのが、研究助成金情報の検索サービスです。
研究助成情報サイト「コラボリー/Grants」は、数多くの研究助成金情報から、自分にあった助成金情報を調べることができる無料サービスです。
最新の募集情報はもちろん、過去の募集情報から採択実績(採択者と所属、採用された課題名、採択金額など)まで、キーワードや条件設定を使って助成金情報を検索する事ができます。
これを使えば、自分がカバーする研究分野の助成金情報を特定し、それがいつ募集されるか見当をつける事ができます。募集が見越せれば、申請書の準備にも十分な時間がとれます。
利用料金も無料ですので、これを活用しない手はありません。
活用方法1:研究助成金の申請期間を一覧化する
「コラボリー/Grants」のサイト上部にある検索フォームにキーワードを入れ検索すると、キーワードに関連する募集情報が一覧で表示されます。一覧の「申請期限」欄を見ると、その募集の締切日がわかります。
また、詳細検索機能を使うと、研究分野やキーワードを使って募集要件を細かく指定する事ができます。これらの機能を使うと、自分の研究に関係のある助成金情報だけに絞り込んだ募集情報の一覧が作れます。ここから現在募集中の助成金であれば、どの募集に応募するか。修了した助成金の募集情報からは、今後の募集見込みと、それに沿った助成金申請書作成の計画をあらかじめ立てる事に役立てられます。