iPS細胞を脳に移植するパーキンソン病治療、京大で6月にも計画申請
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iPS細胞を使って作った神経細胞を、パーキンソン病患者の脳に移植して治療を目指す臨床研究が、京都大iPS細胞研究所(山中伸弥 所長)の高橋淳教授らのグループにより進められる見通しとなりました。
パーキンソン病は、脳内でドーパミンを作る神経細胞が減るために起こる病気ですが、高橋教授の計画では、患者の細胞からiPS細胞を作りドーパミンを作る神経細胞に変えてから患部に注入します。
期待される効果について、高橋教授は「再び自分の意思で体を動かせるようになること」と話し、病気の進行を抑えられる可能性があります。
順調に承認されれば来年4~9月に研究を開始。17年春にも京大病院で最初の移植を行う予定です。