ノーベル・プライズ・ダイアログ東京 2015
コラボリー Facebook 公式ページ でもお伝えしましたが、3月1日(日)東京国際フォーラムにて ノーベル・プライズ・ダイアログ東京 2015 が開催されました。このイベントはノーベル賞授賞式の時期に開催されている一般向けの公開シンポジウムで、スウェーデン国外では日本が初めての開催国となりました。国内外から招いたノーベル賞受賞者との対話の機会を広く社会に開放するイベントです。
会場定員は 1,000名ということでしたが海外からの来場者も多く、また休憩中はコーヒーやサンドイッチが提供されグローバルに研究者達が会話を楽しむ姿が見られました。当日の講演は、YouTube : NobelWeekDialogue で配信されていますので、ぜひチェックしてみて下さい。
全体セッションの山中伸弥教授の講演の模様。iPS 細胞の細胞移植や創薬にもたらす可能性を説明したものでしたが、多くの時間は一緒に働く若手研究者や、多くの日本の研究者とのコラボレーションを紹介する内容となっていたのが印象的でした。
全体セッション、昨年ノーベル物理学賞を受賞した天野浩教授も登壇。青色LED がエネルギー問題で果たす役割、そして医療分野における技術活用を説明しました。
午前:全体セッション (ホール B7) | |||
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10:00-10:20 | 開会式(主催者挨拶・来賓挨拶) | ||
10:20-10:35 | 導入講演: 「なぜバクテリアを愛すべきなのか?」 講演者: リチャード・J・ロバーツ |
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10:35-10:50 | 導入講演: 「社会学者の立場から「科学的『約束の地』」」 講演者: ヘルガ・ノヴォトニー |
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10:50-11:20 | パネルディスカッション テーマ: ゲノム革命がもたらすもの パネリスト: クルト・ヴュートリッヒ、ティム・ハント、アンドリュー・ファイアー、宮園 浩平 モデレーター: ヨーラン・K・ハンソン |
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11:45-13:00 | 11:45-12:05 講演: 山中 伸弥 「iPS細胞の発明と医療への応用」 | ||
12:05-12:20 講演: ティッキ・パン 「発展途上国におけるバイオバンク:管理体制充実の必要性」 | |||
12:20-12:35 講演: ルイス・O・フレスコ 「遺伝学 農業と食品に残されたフロンティア」 | |||
12:35-12:50 講演: フォアン・エンリケス 「いまダーウィンが生きていたら・・・同じ本を書いただろうか?」 | |||
12:50-13:00 特別メッセージ: 天野 浩 : 「世界を照らすLED」 | |||
午後パネルディスカッション (ホール B7/B5) | |||
分科会 1 (ホールB7) | 分科会 2 (ホールB5-1) | 分科会 3 (ホールB5-2) | |
14:00-14:45 | 1A: ゲノム医学の未来: 私たちはどこへ向かうのか? モデレーター: ヨーラン・K・ハンソン パネリスト: アンドリュー・ファイアー リチャード・J・ロバーツ 林崎 良英 宮園 浩平 |
2A: アジアにおける研究インターフェースの進展 モデレーター: ヘルガ・ノヴォトニー パネリスト: 田中 耕一、 大隅 典子、 浅島 誠、 ベアーテ・ハイジッヒ |
3A: 生命科学に向き合う社会 モデレーター: クリス・ガンター パネリスト: ティム・ハント 長谷川 聖治 加藤 和人 クララ・ガフ、 ルイス・O・フレスコ |
15:00-15:45 | 1B:ゲノム医学の未来:私たちはどのようにしてそこに辿り着くのか? モデレーター: ヨーラン・K・ハンソン パネリスト: 山中 伸弥 ティッキ・パン クララ・ガフ 長谷川 閑史 宮地 朋果 |
2B:ゲノム革命の学術的波及効果 モデレーター:ヘルガ・ノヴォトニー パネリスト: ティム・ハント、 クルト・ヴュートリッヒ、 加藤 和人、 ルイス・O・フレスコ |
3B:人類進化の未来の理解に向けて モデレーター:クリス・ガンター パネリスト: アンドリュー・ファイアー フォアン・エンリケス リチャード・J・ロバーツ 山本 雅之 颯田 葉子 |
総括パネルディスカッション (ホール B7) | |||
16:10-16:40 | パネル・ディスカッション:分科会からのキーメッセージ パネリスト:ヨーラン・K・ハンソン、ヘルガ・ノヴォトニー、クリス・ガンター モデレーター:アダム・スミス |
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16:40-17:20 | 総括パネルディスカッション:未来への展望図 パネリスト:アンドリュー・ファイアー、ティム・ハント、リチャード・J・ロバーツ、田中 耕一、 クルト・ヴュートリッヒ、山中 伸弥 モデレーター:アダム・ミス |