エネルギー関連の新規事業に関する研究費用を組みこみ(千葉県2015年当初予算)
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千葉県が2015年度の当初予算を発表しました。過去最大となる1兆7095億7700万円の一般会計のうち、投資的費用は、1677億3500万円になりました。また、新規事業としては、千葉の特色を生かした「水素の利活用に関する研究」や「海洋再生可能エネルギー」の導入・産業創出研究の費用が組まれています。
千葉県2015年度当初予算案(商工業の振興・雇用より抜粋)
本県において高いポテンシャルのある海洋再生可能エネルギーの導入に向け、有望と思われる海域の客観的データを得るため風況調査を実施します。また、本県は京葉臨海コンビナートを抱えるなど、水素の一大供給拠点として機能していくことが期待されることから、新たなエネルギーとしての水素の利活用に関する研究を進めていきます。
○海洋再生可能エネルギー導入・産業創出研究事業(産業振興課)20,000千円(H26 1,000千円)
三方を海に囲まれた本県の特性を生かし、「洋上風力」や「波力」等の海洋再生可能エネルギーの導入に向けて、有望と思われる海域の客観的データを得るため、風況調査を実施します。[調査内容]
・海域の風況のポテンシャル
・周辺インフラの状況
・詳細な海域情報
・漁業者の意識調査(ヒアリング)○千葉の特色を活かした水素の利活用に関する研究【新規】(産業振興課) 1,000千円
本格的な水素社会の到来を控え、本県の特徴を活かした水素の利活用について、調査研究を行います。[研究会内容]
・県内で水素を利活用できる分野の洗い出し
・水素利活用に係る課題の整理
・課題解決に向けた手法の検討