水素分解の酵素、メカニズムを解明 燃料電池に応用期待
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水素生成への応用が期待される酵素「ヒドロゲナーゼ」が水素分子を分解するメカニズムの一端を、独マックスプランク研究所の西川幸志博士研究員(32)=現兵庫県立大リーディング大学院専任教員=らのグループが初めて解明した。次世代のエコ燃料とされる水素の効率的な生成につながる可能性があり、26日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
水素分解の酵素、メカニズムを解明 燃料電池に応用期待
2015年1月27日 神戸新聞NEXT
日本人研究者らのチームが初めて、酵素「ヒドロゲナーゼ」が水素を分解する様子を解明しました。水素生成などの触媒には、希少で効果なブラチナなどの化合物が使われていますが、この研究により「安価な人工触媒の開発において設計図となり得る成果だろう」と西川専任教員が説明されています。
関連情報
・Hydrogens detected by subatomic resolution protein crystallography in a [NiFe] hydrogenase
Hideaki Ogata,Koji Nishikawa
2015年01月26日 Nature
・兵庫県立大など、酵素「ヒドロゲナーゼ」の水素分解反応を捕捉-燃料電池開発に弾み
2015年01月29日 日刊工業新聞
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