科学情報文献データベース JDreamⅢの情報を活用した競合大学分析 為貝 佳夫(株式会社ジー・サーチ マーケティング企画部)

3. 科学情報文献データベース JDreamⅢの情報を活用した競合大学分析
為貝 佳夫  株式会社ジー・サーチ マーケティング企画部

JSTが収集している科学技術文献情報を検索できる「科学技術文献情報データベースサービスJDreamⅢ」について紹介。JDreamⅢの特長としては国内・海外の科学技術や医学薬学関係の文献情報(約15,000誌)を日本語で調査できる国内最大の科学技術文献データベースであり、日本語文献に強い点があげられる。

また、国内で初めて1995年以降の国内原著論文について引用情報が追加された。これにより関連する文献の検索はもちろん、被引用文献を見ることで、その文献から発展した研究も容易にたどれるなど、調査・分析にも飛躍的に活用しやすくなったと紹介。

地方大学2校を例に環境分野における、論文引用数と論文の被引用数による比較分析について説明。論文数からだけでは見えない、論文の影響度からみた大学・分野別の競合分析手法を紹介した。

さらに、COLABORYが収集する、採択実績情報とJDreamⅢの論文情報とのデータ分析例も紹介、競合大学の重点分野や自校の強み分析、次世代KOLの発掘分析が可能であると紹介。2016年12月までURA部門限定のJDreamⅢアカデミックプランをご用意、この機会に是非分析にJDreamⅢをご活用いただきたいと紹介した。

外部研究資金獲得のための環境整備~研究者向けソリューション COLABORY/L-RAD 杉山 岳文(株式会社ジー・サーチ データベース営業部 部長)/三尾 和央(株式会社ジー・サーチ マーケティング企画部)
4. 外部研究資金獲得のための環境整備~研究者向けソリューション COLABORY/L-RAD
杉山 岳文  株式会社ジー・サーチ データベース営業部 部長
三尾 和央  株式会社ジー・サーチ マーケティング企画部

先ず初めに日本における研究環境の現状と課題について、国(政策)/大学の視点から研究資金の調達についての現状と課題、企業の視点からは産学連携の現状と課題について紹介した。国の視点からは中国などの台頭により、海外における日本の競争力低下に拍車がかかっている現状は理解しつつも財源としてこれ以上の公的資金の増加は厳しい。大学の視点からは運営費交付金は縮小、大学改革3類型化など環境の変化により産学連携などの公的資金以外の外部資金調達を増やす事が急務。企業の視点からは、他国との競争力や開発スピートの向上に大学・研究機関の研究成果活用に期待を寄せているものの、研究者(研究機関・大学)と企業とニーズのフィットに課題。公的研究機関や大学に企業の資金が多く流れるまでにはいたっていない現状であると説明。

以上の現状を踏まえ、研究者支援プラットフォームCOLABORY(コラボリー)の研究助成・奨学金ポータルサイト「コラボリー/Grants(研究助成)」を紹介。5千件の研究助成金公募情報や、22万件の採択実績を収集しており、各大学で研究者への情報提供として個別に収集している公募情報など、コラボリー/Grants(研究助成)を活用いただくことで手間の軽減が可能。また、校内システムに連携など柔軟な対応もしており、既に提供している大学もあるので是非ご活用いただきたいと紹介した。

つぎに新たな研究資金獲得手法として、オープンイノベーションプラットフォーム「L-RAD」を紹介。L-RADは不採択になった申請書など、未活用になっている研究アイデアを必要とする企業とマッチングする事で、研究者にとっては新たな研究資金の調達方法として、企業にとっては新たな共同研究先探索の幅が広がる双方にメリットが高いサービスと紹介。また、アイデアが盗まれるのではないかといった研究者の不安に対する対処や、研究者と企業が合意したあとの大学・産学連携部門の対応はどうすべきかなど問合せが多い点について詳しく解説。また、参画企業として、大塚製薬、田辺三菱製薬、JTEKT(ジェイテクト)など拡大し対応研究分野が広がったと紹介。

最後に、現在登録している研究者の傾向について紹介。新たな研究資金獲得手法L-RADについて学内説明会や機関連携などのご要望についてお問合せいただきたいと紹介した。

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