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2016年3月13日、「超異分野学会」シンポジウム~日本発のオープンイノベーションを考える~に行ってきました。

「超異分野学会」とは

「超異分野学会」とは、株式会社リバネスが主催する、大学、大企業、町工場、ベンチャー企業の研究者が分野を超えて集まる学会で、関東、関西で開催されます。
第5回となる今大会は、「異分野の研究仲間100人できるかな」をコンセプトに異分野の研究者・技術者が出会い、つながる場の実現を目指しています。
今年は、来場者数160名とのことで、会場狭しと、いろいろなところで、異分野の研究者同士の名刺交換、議論が活発に行われていました。

「超異分野学会」シンポジウム~日本発のオープンイノベーションを考える~

シンポジウムでは、企業関係者、科学技術に関連した知財に詳しい大学関係者、現役の研究者をパネラーとして、どのような企業とアカデミアのコラボレーションの形があっているのかなど、それぞれの立場からオープンイノベーションについての考えを述べ、議論を行い、会場からの質問にも応じるものでした。

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<登壇者>
株式会社NTTドコモ R&Dイノベーション本部 イノベーション統括部 事業創出・投資担当 担当部長 梅澤 良夫氏
かずさDNA研究所 副所長 小原 収氏
国立研究開発法人科学技術振興機構 理事 後藤 吉正氏
政策研究大学院大学 准教授 隅藏 康一氏
株式会社リバネス 執行役員 CRO 坂本 真一郎氏

そこでは、かなり白熱した議論、質疑応答がされたのですが、印象的なキーワードとしていくつか。

  • 企業だけでは、新しいイノベーションの創出は難しい、アカデミアは期待されている
  • 研究者は「面白い研究」か「役に立つ研究」かのどちらかを意識すべき
  • アカデミアではグラント数、論文数で評価される、よろしくない傾向がある
  • 研究者は実用化も念頭に入れなければならないが、実用化だけを考えているのではよくない(特に若手は)
  • 企業は必ずしも実用化ばかりを求めているのではなく、基礎研究も望んでいる
  • 国内アカデミアはスピード感、説明責任という点で海外と違う

DSC05202small 科学技術振興機構 後藤理事

DSC05194small 政策研究大学院大学 隅藏准教授

DSC05192small NTTドコモ 梅澤担当部長

DSC05182small かずさDNA研究所 小原副所長

 

アカデミアと企業。どちらかが先に手を差し伸べれば円満な優しさの連鎖が始まるのに、なかなか先には言い出しにくい、長年連れ添った夫婦のような関係(?)が頭に浮かんでしまいました。

L-RADにも言及

質疑応答では、L-RADに関する質問もでていました。アイデアを預ける側としての研究者に不安があるのでは?といったものに対して、L-RADの仕組みの説明、申請情報は公開情報と非公開情報の2段階に分けられ、非公開情報へアクセスした企業の情報を取得可能なこと、DB上で閲覧されたとしても特許法上の公知には当たらないことなどの説明がされました。
こういった場でL-RADに言及されるのも、新しい産学連携の方法として、L-RADの周知が進んできたのだなと実感しました。
4月には、科研費の結果が判明します。万一残念な結果であっても、復活戦として、新たな資金源となるL-RADに是非ご登録していただきたいものです。

関連情報
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