Luls_de_Bethencourt

コラボリー/Beats!の記事でもご紹介した、世界で初めて19路盤(フルサイズ)でプロ棋士に勝利したとして話題となった囲碁のコンピュータソフト「アルファ碁(AlphaGo)」。このグーグルとグーグル傘下の人工知能(AI)開発ベンチャー「ディープマインド」が開発した囲碁のコンピュータソフトが、いま、10年間に渡り囲碁界の頂点に君臨している イ・セドル氏(九段)と3月9日~15日にわたり全5局の予定で対戦中だ。
そして3月9日の第1局において大方の予想に反し、人工知能のアルファ碁が勝利した。
※チェスや将棋よりもハードルが高かった囲碁についてはこちらの記事をご覧ください

対局は公式配信番組でネット配信されており、対局を解説したプロの棋士からも、これまでのコンピュータソフトにないアルファ碁の指し手は驚きをもって受け止められた。コメントからも人工知能の飛躍的な進化がうかがえる。

AlphaGoの手は人間っぽかった。今までのコンピューターにはないことだ。「Aですか、Bですか」というような相手の様子を聞くような手だった。これまでは結果を求め、直線的で短絡的だった。<大橋6段>

また、アルファ碁は人間に近づいたというだけではなく、コンピュータソフトであるアルファ碁ならではの指し手も垣間見せた。

AlphaGoは意外な手が多かった。一見、イさんが勝ったとみえたが、10手、20手ぐらい進行すると、その不思議なAlphaGoの手が効いていた。人間の棋士ではみたことがない手で、人間の常識と違っていた。<大橋6段>

戦いはあと4局。3月10、12、13、15日、いずれも午後1時に始まる。対局の模様は、ネット配信で視聴が可能だ。
世界中の囲碁ファンが注目するこの対局、いま話題の人工知能に興味がある方も是非ご覧になってはいかがだろう。

<追記>
3月10日に行われた第2局も、中押しでアルファ碁が勝利、2勝0敗とした。第3局は12日(土)に行われる予定。

対局配信サイトはこちら https://www.youtube.com/channel/UCP7jMXSY2xbc3KCAE0MHQ-A

■日本語による解説はニコニコ動画でライブ解説しています
【世紀の対局を実況】囲碁 イ・セドル九段 vs アルファ碁

■AlphaGoに関する論文
 ・Mastering the game of Go with deep neural networks and tree search - nature
 ・doi:10.1038/nature16961