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Photo by Rocío Lara

研究資金をどう調達するかは、研究者にとって常に重要な問題の一つだ。研究資金の獲得方法としては「研究助成金」によるものと、産学(官)連携等の「共同研究」による資金調達が一般的だが、それぞれにデメリットもある。
研究助成金は、科研費や地方自治体、公的機関、民間助成団体等の研究助成がこれにあたる。研究助成金情報検索サイト「コラボリー/Grants(研究助成)」でも約3,800件(2016年2月1日現在)の公募情報が検索でき、研究資金の獲得方法としてはもっともポピュラーな方法だ。しかし、研究助成の場合、分野やテーマに制限があり、自身の研究に必ずしもマッチしないという事もある。
共同研究においては、国の産学官連携の取り組みや、「未活用申請書を通じた研究者と企業のマッチングサイト L-RAD」などがあるが、共同研究の場合、自身の研究テーマが企業側の興味・関心を惹くかどうかにかかっているという問題がある。

そうしたなか、近年注目を集めている新たな資金調達方法が、クラウドファンディングだ。

クラウドファンディングとは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語(ウイキペディアより)

不特定多数の人から資金を調達する手法は古くから存在するが、インターネットとICTを活用した現在の「クラウドファンディング」サービスは2008年頃から海外で立ち上がり、ミュージシャンなどのアーティスト支援、ベンチャー企業やスタートアップの資金調達に活用され市場を拡大、日本国内でも2011年頃からサービスが立ち上がり始めた。

しかし、前述したように、これまでのクラウドファンディングは、さまざまなジャンル、業界のアイデアや創作活動の支援サービスであり、研究者の研究資金調達に特化したサービスは存在しなかった。

その中で2014年4月、学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」がサービスを開始した。その名の通り、academist(アカデミスト)は研究者に特化した研究者向けのクラウドファンディングサービスだ。サービス開始当初に「深海生物テヅルモヅルの分類学的研究」がリリース後わずか2週間で目標金額に到達したことで話題となったのでご記憶の方もいらっしゃると思う。現在、「正常細胞ががん細胞を駆逐するメカニズムを解明したい!」として、北海道大学の藤田教授が資金調達チャレンジ中で、ITメディアでも記事として取り上げられた(正常細胞ががん細胞をはじき出す――細胞の“社会性”利用した治療法 北大が研究資金募る)。

新たな研究資金獲得手法として今注目のクラウドファンディング―――しかし新手法ゆえに、実際どうやってエントリーすればいいのか、準備が大変なのではないのかなど、不明な事や不安な事が多く実際使ってみるまで至っていないという声にお応えして、コラボリーが日本初の研究者向けクラウドファンディングサイト“academist”に直接取材を敢行!
クラウドファンディングについて、みなさまの代わりに質問をぶつけてきました!必読です!