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Photo by Matt Biddulph

民間企業による月面探査の国際コンテスト「グーグル・ルナー・エックスプライズ」をご存知ですか?Xプライズ財団にグーグルが協力した「月を目指す賞金レース」で、実施期限の2017年末に向けて各国のチームが参加しています。

Google Lunar X PRIZE

ルールはシンプルですが非常に困難です。
先ず何らかの手段で月面まで行き着陸しなくてはいけません。

●ルール

1)月面に着陸して500m以上走行すること
2)移動前と移動後に撮影したHD動画等を地球に送信すること
3)以上を民間資金で2015年末までに達成すること

優勝したチームにはスポンサーのグーグルより賞金2000万ドルが贈られ、他にもミッションを達成するとボーナス賞や特別賞が貰えます。

●賞金

・課題を最初に達成したチーム(2,000万ドル)
・課題を2番目に達成したチーム(500万ドル)
・アポロ着陸点等の歴史的遺産を撮影したチーム(最大400万ドル)
・水を発見したチーム(最大400万ドル)
・5km以上の長距離移動に成功したチーム(最大400万ドル)
・越夜に成功したチーム(最大400万ドル)
・多様性を促進したチーム(100万ドル)

日本からはチーム「HAKUTO(ハクト)」が参加しており、今年の2月に発表された、中間賞となる「マイルストーン賞」の「移動部門賞」を受賞しました。

「ハクト」は、「はやぶさ」にも携わった吉田和哉・東北大大学院教授やベンチャー企業ispace、ボランティアメンバーからなるチームです。四輪探査車と二輪ロボットの2機で、月面に垂直に空いた穴「縦孔(Skylight)」を探査するというオリジナルミッションの達成をめざしています。

打上げは米国か参加するチーム「アストロボティック」と提携して、アストロボティックの着陸船にハクトの探査機2台を相乗りさせる計画です。

さて各チームの進捗ですが、挑戦する16チームのうち、イスラエルチームのよる初の打ち上げが決定しました。ロケットベンチャーの米スペースXの「ファルコン9」ロケットで2017年後半に打ち上げられる予定です。

今後は各チームの探査機のデザインなど具体的情報が発表されてきますので、いよいよ目が離せなくなります。