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沖縄科学技術大学院大学と米シカゴ大、カリフォルニア大バークレー校の研究チームがタコの全遺伝情報(ゲノム)の解読に成功しました。

世界初の頭足類の全遺伝情報解読で、8月13日付の英科学誌ネイチャーに掲載されました。

頭足類は3億年以上前、古代の海の捕食動物として出現しました。その祖先は巻貝やカキ、その他の軟体動物と同じですが、それらの中でタコは最も高い知能を持つとされ、並はずれた能力を持つ生き物に進化したようです。その秘密はタコのゲノムに隠されています。

タコのゲノムは、幾つかの大きな遺伝子群が存在し、動物がいかに複雑な神経のネットワークをめぐらせているのかを知る鍵となる可能性があります。

本研究により脳や皮膚、吸盤などで頭足類に特有とみられる遺伝子が多数見つかりました。

解読成果はタコやイカなどの頭足類の進化過程を明らかにし、タコの高い知能や体の色を変えて擬態する能力などの仕組みを解明するのに役立ちます。

また、驚異的かつ複雑なタスクを実行できるタコの神経系を構成する基本的要素が、地上で生活する私たち人間のような脊椎動物のものとは根本的に異なるかどうかについても、今後の研究によって明らかになることが期待されています。

以下の関連情報にてご紹介いたします。

関連情報
タコのゲノムを解読する – 沖縄科学技術大学院 プレスリリース
The octopus genome and the evolution of cephalopod neural and morphological novelties – 英科学誌ネイチャー掲載論文