1383573691_86ee4dc0a8_z

Photo by pshutterbug

植物の受精卵が細胞分裂し成長していく様子をリアルタイムに観察することに、名古屋大の栗原大輔特任助教らのチームが初めて成功しました。

被子植物の受精卵は動物とは異なり、母体組織であるめしべの奥深くに埋め込まれているため、受精卵の分裂過程を生きたまま観察することができません。そのため分裂がどのように進行するか、詳細は明らかでありませんでした。

栗原特任助教らのチームは、シロイヌナズナから取り出した受精卵を、糖の一種「トレハロース」を用いて培養すれば生きたまま成長させることができることに注目。

受精卵が分裂を繰り返しながら成長する過程を、高感度の顕微鏡と新たなマイクロデバイス(マイクロピラーアレイ)を開発し、将来種子になる組織の中で、受精卵が分裂し胚を形成していく様子を生きたまま観察することに成功しました。

また、特殊なレーザーでごく初期の細胞を破壊すると、隣の細胞が再生して補う驚くべき再生能力を観察することにも成功しました。

今回の研究結果は、米科学誌「Developmental Cell」のオンライン速報版で公開されました。以下の関連情報にてご紹介いたします。