アカデミック

研究開発力の底上げを目的に、若手学者の研究環境を改善する新たな動きが始まった。研究者有志は4日、次期科学技術基本計画に反映することを意識した提言書をまとめ、文部科学省の有識者会議はベテランのポストを若手にまわす仕組みの導入を提言した。2016年度から5年間の科学技術政策の方針を定める次期基本計画は、今夏に骨格がまとまる。

若手の研究環境、改善急げ 次期科学技術基本計画に向け提言相次ぐ
朝日新聞デジタル 2015年2月5日

若手研究者を取り巻く環境は厳しく、文科省によると若手が中心の大学「助教」の研究時間の割合は08年に52%だったものが、13年には40%に減少しています。また、ポストドクター研究者の40歳以上の割合も増加しています。

背景には、国立大や研究機関への補助金が毎年減らされていることがあります。研究時間の減少は成果にも影響をみせ、若手研究者による論文発表数の割合は海外に比べて大きく下回ります(米国51%に対し日本は35%)。

こうした状況のなか、政府の「第5期科学技術基本計画」に向けて、若手研究者の研究環境改善につなげようとする提言を「サイエンストーク」がまとめました。