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Photo by ume-y

飛騨市神岡町で行われているスーパーカミオカンデ実験を飛躍的に発展させる「ハイパーカミオカンデ計画」の実現へ向けた国際共同研究グループが結成され、千葉県柏市の柏の葉カンファレンスセンターで記念シンポジウムを開いて本格的に活動をスタートした。

共同研究グループは、世界13カ国の研究者と研究機関が結集して組織。計画では、神岡町内の地下に新たに100万トン級の巨大な水槽を建設。直径48メートル、長さ250メートルの円柱水槽2基で、内部には感度をこれまでの1.5倍に高めたセンサーを9万9千本取り付ける。2025年の運用開始を目指し、宇宙を飛ぶ自然ニュートリノや、茨城県の大強度陽子加速器施設(J-PARC)から発射するニュートリノビームを観測。世界的な研究成果を出してきたこれまでをさらに大きく上回る精度で素粒子や陽子の研究を行い、素粒子物理学の新たな展開や宇宙の起源に迫る新発見を目指す。

ハイパーカミオカンデ計画 国際研究グループ結成
岐阜新聞 2015年02月03日

ハイパーカミオカンデは、ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊東大特別栄誉教授が携わった初代のカミオカンデから三代目。これまでもニュートリノ研究をリードし、世界的な研究成果をあげています。完成すれば世界最大のニュートリノ・核子崩壊実験装置となり、これまでよりさらに実験感度を向上、宇宙の起源の解明を目指します。計画には、海外13カ国、67機関が参加。事業費は800億円にも上ります。2018年に建設着手し25年の実験開始を目指します。